2006年 04月 18日
「森林インストラクター」への道 |
日本森林ボランティア協会で、すこしお話をすることになりました。
お相手は、これから森林インストラクターを受験しようという人。
または、森林インストラクターに興味があるという人。
その方たちに、「合格者」が体験談をお話しようという企画です。
ぼくのほかに、「一発合格者」や、「東京の講習経験者」がお話されます。
で、ぼくはというと「苦学5年の劣等生」として・・・(笑)
これは、その「原稿」のようなものです。
「どうして?」
「あなたの動機は?」
それぞれの人に、いろんな動機があると思います。それによって取り組み方も違ってきます。
リタイア後の活動を目指す人。
仕事の余暇を利用して「ボランティア」。
資格がほしい人。
山が好きでたまらない人。
植物に興味がある人。
林業関係者。
先生。
「きっかけ」
「ぼくの動機」
自然に囲まれて生活するのが夢でした。山登りも大好きです。
本当に短期間ではありますが林業に関係した仕事をしていました。
その経験を、少しでも生かせたらいいと考えました。
「副業」として、本気で考えましたが・・・・・これはどうやらムリとわかりました。
「植物の知識」を増やすのではなく、自然の楽しさ・面白さ・神秘性を知ってもらえたらうれしいです。そういう「インストラクター」になりたいです。自然との出会いを演出できれば素晴らしいですね。
動機や目的の持ち方で、勉強方法や「森林インストラクター」としての取り組み方に違いができてくると思います。千差万別ですね。
「まずは合格すること。」なのですが、合格しなくてもできることはたくさんあります。
「目標」があるほうが、勉強は、し易いかとおもいます。
「どんなふうに?」
「街の文化教室」:ぼくは、これを半年間受講しました。(¥26,000)
言わずと知れた「森林大学」:日本森林ボランティア協会(¥30,000)ぼくは6期。
「森林管理局・講習」:夏に5回の講義あり。受験対策講座。(¥5,000)
「東京・レク協主催講習会」:試験は、ほぼこの内容から出題?(ウン万円)。
「お勉強」
書く。覚える。考える。
「書く」。これが基本です。なにをおいても、「書く」ことの重要性ははずせません。
特に直筆で書く習慣のない人は、つらい思いをするでしょう。
さぁ!今から書く練習をしましょう。
ぼくがした対策で、もっとも効果のあったのが、「日記」です。
恐れることなど、なにもありません。「日記」が目的ではありません。
目的は鉛筆でたくさんの「字」が書けるようになることです。
日記の内容は、関係ないのです。書けるときに、書きたいことを、書きたいだけ。
「覚える」。これは頭でなく「体」で覚えるほうがいいとおもいます。
自然観察会など、「五感」を通して覚えたことは、忘れにくいです。
さぁ!自然の中へ、出かけてゆきましょう!!
「考える」。これも大切です。「五感」を通した経験から「考える」とイメージが広がり、いろんな考え方ができたりします。本や教材を覚えることも大切なのですが、試験では、意外と「自分の意見を述べなさい」という問題があります。これは「思考力」が問われていて、正解がなく難問です。「一般論」にどれだけ「自分の想い」をいれられるのかという「思考力」を必要とします。
あまり強力な主張や「反論」は、避けたほうが・・・・(笑)ほどほどにしましょう。
「試験」
「300字」で述べよというような問題が多いです。書く時間が足りなくなります。
わかる問題から、どんどん書いてしましましょう!
苦手な問題は、「整理」して、あきらめたりすることも「時には必要」となります。
「あせらず、あわてず、あきらめず」の順番で、頑張ってください。
「おまけ・二次試験」
「東京」へいかなければなりません。「おまけ」です。人前で「まったくしゃべれない」人以外は通るとのこと(うわさです(笑))。「東京小旅行」だとおもって、ゆっくり楽しんできてください。
「その後」
ぼくは、一度だけ「森林インストラクター」として、案内させてもらいました。
自己採点「30点」。すっかり自信をなくしましたが、誰しも「初めの一歩」があります。
とにかく、人前で話すことは緊張しますし、知識が薄いとはっきりわかってしまいます。
「合格」は、ゴールではなく「出発」だったと、今になってしみじみ実感しています。
すこしばかり「報酬」がいただけたのは、とびきりうれしかったですよ。
「これから」
今はまだ「森林インストラクター」として満足な経験をつんでいませんし、知識も充分ではありません。しかし、だれもが最初からできるのではないですから、ぼくも「ぼちぼち」ではありますが、勉強を進めるとともに、すこしまともな「森林インストラクター」目指して、がんばろうと思っています。「森」は、いろんなことを教えてくれます。「森林インストラクター」が教えるのではなく、一緒に森に遊ぶ手助けができる「案内者」目指していきたいものです。
by bochibochi35
| 2006-04-18 10:07
| 森の散歩道