2006年 04月 22日
「銀河線」ありがとう |
2006年4月20日。
北海道ちほく高原鉄道「ふるさと銀河線」の最終列車の映像が流れた。
見るとはなしに、テレビを見ていた。見覚えのある車体は、そのときと同じ装い。
ハデに飾られることがなかっただけ良かったと思う。目頭が熱くなった。
旅を愛するものにとって、「鉄道」が消えてゆくことほど哀しい出来事はない。
沿線の人々のつらさは、旅人にはわからないのだけれど、一度でもその線路を走ったものしかわからない「想い」がある。
「旅人の記憶」は、線路でつながっているといってもいい。どこまでも。
「旅」とは、ぼくにとって「人生」なのだ。線路は血管のようなものでもある。
もちろん、「道」も「航路」も「空路」も・・・・。
錆びついた「鉄路」もまた、大切な記憶。
「銀塩」で描かれた記憶もまた・・・・・。
「鉄路」が消えても、「想い」は残る。
それぞれの「記憶」のなかに。
そう、永遠に銀河鉄道は、記憶の中を走りつづけてゆく。
ありがとう。「銀河線」
by bochibochi35
| 2006-04-22 19:23
| 白銀の銀河鉄道