2006年 11月 25日
「栗栖天満宮」と「笠置山」 |
2006年11月25日 土曜日
明日26日(日)は、石切の「くさか道」を歩く。それも、森林インストラクターとして。
昨年同じ道を案内したとはいえ、今年の山の様子は、まったく違っているし、
初めての方と、昨年のOBの方も一緒に歩かれるというから、余計緊張が増す。
昨年の悪夢が・・・・(笑)。
とりあえず、この日(25日)緊張で、じっとしていられない。
家にいても、勉強できない。緊張して、図鑑を眺めてもあたまにはいらんもん。
ということで、気を紛らすために、「山に登ろう」という結論を導き出した。
なかなかいい案やわ。
そう、時は紅葉の時期。前から気になっていたところがある。
奈良は山に囲まれている。どこへ行ったって、それなりの紅葉はみられる。
そこから選び出すのは、意外と簡単ではない。
それで、ひとの意見を参考に、導き出した答えが「笠置山」。
もみじを見に行くのならここへ。
ぼくは、奈良の北の端に暮らしている。
笠置は目と鼻の先。車で、30分とかからないだろう。
早朝の仕事は、いつもどおりなので仮眠のあと、お昼前に出かける。
今日のお昼ご飯は、生協のおにぎりにしよう。4つだ。
多いとお思いだろうが、一人で山へ行くときは、多いくらいがいい。
なにが起るかわからない。それは、ただのハイキングコースでも・・・だ。
そんな大そうな山歩きではない。それはわかっているけど、初めての山。
どんなところかは、しらない。時間も早くないしなぁ。
笠置に着いたのは、12時すぎ。ちょっと遅いかなぁ。寒いし、雲行きも怪しい。
それでも登ることにする。ここまできたのだから。その前にトイレと思って笠置駅に。
駅の横にも、もみじの大木があり、美しく紅葉している。これで満足してもいいが・・・。
もみじの横に、古い石の階段がある。「栗栖天満宮」とある。なぜか階段が「呼んだ」。
登れといっている。(ユウテヘンッテ)。誘われるように登っていった。ひと気がない。
階段には、色とりどりの「もみじ」が踏みつけられることなく残っている。ほとんど人が行かない神社なのだろう。それなら、ぼくが行かねばならぬ。
階段に、もみじと・・・・「椎の実」。(←実はあとで調べた(汗))
本当に誘うように、一段に、5粒ほど。また次の一段に、3粒・・・・・・・。
あがったところに、イチョウの木。そして小さな「天満宮」。お牛様も。
風が強いが、集会所の縁側に腰かけて食事。
あったかいお茶を持ってきてよかった。
しばらく、もみじとイチョウの葉っぱをひろって時刻表にはさむ。
この方法、つい最近森林インストラクター仲間のTさんに教えてもらった。
****************************************
笠置の街は、小さい。昭和の一時期で時間がストップしてしまったような雰囲気。
きょうは、もみじを見に来たので、珍しくリバーサルフィルムをカメラに詰めている。
モノクロの似合いそうな街なのだけど、きょうは、色つき。たまにはいい。
カメラをもってうろついていると、黒猫が寄ってきて遊んでくれた。
もっていたクッキーを「はんぶんこ」。シマ猫も寄ってきた。
時間は、もう13時過ぎ、山に登るには遅すぎるが、せっかく来たのだからと登り始める。
もう誰も登ってゆく人はいない。空は少し暗くなってきている。林の中も暗い。
あまり一人で山を歩くのは、好きではないのだけれど、口笛を吹きながら・・・・。
降りてくる人と挨拶を交わしながら小一時間。ゆっくり登った。
たまにシャッターを押すと、その音に驚くくらい静かだ。
お天気があまり良くないせいか、人もまばら。
拝観料は、300円。これくらいなら・・・(笑)。いつもは遠慮させてもらうけど・・・。
後醍醐天皇を祭ったお堂に腰掛けて、温かい茶をすする。少し寒い。上着を羽織る。
その昔、こんな山奥に逃げ隠れて、寂しかったろうに・・・・。
魔崖佛は、千年あまり経った今も生々しく美しい。もみじの色を映しているようだ。
修行道は、巨石が連なっている。コシアブラの黄色がまぶしい。
もみじは盛りを少し過ぎたか・・・とおもっていると・・・。
「もみじ広場」に出た。一瞬息をのんだ。目の前が真っ赤に染まる。
木々も真っ赤に紅葉し、広場は落ち葉で真っ赤に染まっている。
呆然としながら、しばしベンチに腰をかけた。
持ってきた、時刻表を一枚ずつめくりながら、色とりどりの葉っぱをはさんでゆく。
「もう、写真は撮らんでもいいわ。」そんな気分。
この雰囲気は、写真ではまったく伝わらないし、伝えなくてもいい。
もう十二分に満足して、ゆっくりと山をおりた。
笠置温泉につかりながら、まぶたの中のもみじをゆっくり味わって一日が終わる。
さぁ、明日は、本番。
どうなることやら・・・・。
新米森林インストラクターは、今年も新米のまま、眠れない夜を送るのだ。
明日26日(日)は、石切の「くさか道」を歩く。それも、森林インストラクターとして。
昨年同じ道を案内したとはいえ、今年の山の様子は、まったく違っているし、
初めての方と、昨年のOBの方も一緒に歩かれるというから、余計緊張が増す。
昨年の悪夢が・・・・(笑)。
とりあえず、この日(25日)緊張で、じっとしていられない。
家にいても、勉強できない。緊張して、図鑑を眺めてもあたまにはいらんもん。
ということで、気を紛らすために、「山に登ろう」という結論を導き出した。
なかなかいい案やわ。
そう、時は紅葉の時期。前から気になっていたところがある。
奈良は山に囲まれている。どこへ行ったって、それなりの紅葉はみられる。
そこから選び出すのは、意外と簡単ではない。
それで、ひとの意見を参考に、導き出した答えが「笠置山」。
もみじを見に行くのならここへ。
ぼくは、奈良の北の端に暮らしている。
笠置は目と鼻の先。車で、30分とかからないだろう。
早朝の仕事は、いつもどおりなので仮眠のあと、お昼前に出かける。
今日のお昼ご飯は、生協のおにぎりにしよう。4つだ。
多いとお思いだろうが、一人で山へ行くときは、多いくらいがいい。
なにが起るかわからない。それは、ただのハイキングコースでも・・・だ。
そんな大そうな山歩きではない。それはわかっているけど、初めての山。
どんなところかは、しらない。時間も早くないしなぁ。
笠置に着いたのは、12時すぎ。ちょっと遅いかなぁ。寒いし、雲行きも怪しい。
それでも登ることにする。ここまできたのだから。その前にトイレと思って笠置駅に。
駅の横にも、もみじの大木があり、美しく紅葉している。これで満足してもいいが・・・。
もみじの横に、古い石の階段がある。「栗栖天満宮」とある。なぜか階段が「呼んだ」。
登れといっている。(ユウテヘンッテ)。誘われるように登っていった。ひと気がない。
階段には、色とりどりの「もみじ」が踏みつけられることなく残っている。ほとんど人が行かない神社なのだろう。それなら、ぼくが行かねばならぬ。
階段に、もみじと・・・・「椎の実」。(←実はあとで調べた(汗))
本当に誘うように、一段に、5粒ほど。また次の一段に、3粒・・・・・・・。
あがったところに、イチョウの木。そして小さな「天満宮」。お牛様も。
風が強いが、集会所の縁側に腰かけて食事。
あったかいお茶を持ってきてよかった。
しばらく、もみじとイチョウの葉っぱをひろって時刻表にはさむ。
この方法、つい最近森林インストラクター仲間のTさんに教えてもらった。
****************************************
笠置の街は、小さい。昭和の一時期で時間がストップしてしまったような雰囲気。
きょうは、もみじを見に来たので、珍しくリバーサルフィルムをカメラに詰めている。
モノクロの似合いそうな街なのだけど、きょうは、色つき。たまにはいい。
カメラをもってうろついていると、黒猫が寄ってきて遊んでくれた。
もっていたクッキーを「はんぶんこ」。シマ猫も寄ってきた。
時間は、もう13時過ぎ、山に登るには遅すぎるが、せっかく来たのだからと登り始める。
もう誰も登ってゆく人はいない。空は少し暗くなってきている。林の中も暗い。
あまり一人で山を歩くのは、好きではないのだけれど、口笛を吹きながら・・・・。
降りてくる人と挨拶を交わしながら小一時間。ゆっくり登った。
たまにシャッターを押すと、その音に驚くくらい静かだ。
お天気があまり良くないせいか、人もまばら。
拝観料は、300円。これくらいなら・・・(笑)。いつもは遠慮させてもらうけど・・・。
後醍醐天皇を祭ったお堂に腰掛けて、温かい茶をすする。少し寒い。上着を羽織る。
その昔、こんな山奥に逃げ隠れて、寂しかったろうに・・・・。
魔崖佛は、千年あまり経った今も生々しく美しい。もみじの色を映しているようだ。
修行道は、巨石が連なっている。コシアブラの黄色がまぶしい。
もみじは盛りを少し過ぎたか・・・とおもっていると・・・。
「もみじ広場」に出た。一瞬息をのんだ。目の前が真っ赤に染まる。
木々も真っ赤に紅葉し、広場は落ち葉で真っ赤に染まっている。
呆然としながら、しばしベンチに腰をかけた。
持ってきた、時刻表を一枚ずつめくりながら、色とりどりの葉っぱをはさんでゆく。
「もう、写真は撮らんでもいいわ。」そんな気分。
この雰囲気は、写真ではまったく伝わらないし、伝えなくてもいい。
もう十二分に満足して、ゆっくりと山をおりた。
笠置温泉につかりながら、まぶたの中のもみじをゆっくり味わって一日が終わる。
さぁ、明日は、本番。
どうなることやら・・・・。
新米森林インストラクターは、今年も新米のまま、眠れない夜を送るのだ。
by bochibochi35
| 2006-11-25 22:00
| 森の散歩道