2009年 01月 15日
「お遍路事始」 |
前夜、奈良を出発して深夜鳴門に宿をとる。
1月9日朝、8時半から「四国遍路」の第一歩を踏み出すために、一番札所「霊山寺」へ。
予習もそこそこに現地までやってきたので、緊張しているのは当然といえば当然だ。
この一番札所で、お遍路に最低限必要なものをそろえる。
ぼくらの場合は、「納経帖」「納札」「ろうそく」「お線香」「ちゃっかマン」「地図」。
それらを入れておく「同行二人」とかかれた白い鞄。数珠は持参。
袈裟や金剛杖、菅笠は、今回「あるき遍路」ではないので、そろえなかった。
だれもなにも強制しない。自分の好きなように参ればいい。
最低限のお参りの仕方は、その一番札所の売店で教えてくれる。
とはいえ、そのときにくれる「四国遍路」という冊子は、そのときに読んだほうがいい。
ぼくらは、最後まで間違った線香のあげ方をしていたのだが、ちゃんとそこに書いてあった(笑)
とにかく準備万端とはいえないけど、はじめることになった。
一番 竺和山 霊山寺 (じくわざん・りょうぜんじ) 釈迦如来
色っぽい「遍路人形」がお出迎え。さすが一番、にぎわっている。
緊張感が高まっていて、意外と覚えていることがすくない。
「般若心経」をとなえる声も、大きくは出来ない。
「納経帖」には、すでに「御朱印」が記されている。
二番 日照山 極楽寺 (にっしょうざん・ごくらくじ) 阿弥陀如来
一番から5分ほど。境内にお大師さんお手植えといわれる「大杉」がある。
なぜかここから、人が少なくなった。静かな境内は心地よい。
三番 亀光山 金泉寺 (きこうざん・こんせんじ) 釈迦如来
細い路地を入っていくのに驚くが、この後は、もっとすごいところがいっぱい。
鐘をついて、本堂と大師堂を参って、車に乗ろうとして「納経所」へ行くのを忘れたことに気づいた。
まだ慣れていないからなぁ(笑)
一番から、同じおばちゃん4人組の「タクシー遍路」と道をともにしている。
読経のさい、のみこまれそう(笑)
四番 黒厳山 大日寺 (こくがんざん・だいにちじ) 大日如来
一休さんの安国寺に似ている。
怯えた野良犬に餌をやってみる。だれかにいじめられたのか、恐がっていたが食べた。
少し嬉しそうだったが、しっぽはふらない。
五番 無尽山 地蔵寺 (むじんざん・じぞうじ) 延命地蔵菩薩
鐘をつかせてもらう。大きなイチョウの木が境内にある。根っこの模様を一枚パチリ。
そういえば、「三番」の写真を撮り忘れた。もうもどれない(笑)
六番 温泉山 安楽寺 (おんせんざん・あんらくじ) 薬師如来
唐風の大門がある。仁王堂が分離していて面白い造りだ。
トイレの構造が、「卍」にしてある?のかな。
お寺の横の売店で、アイスクリームを。寒い。
七番 光明山 十楽寺 (こうみょうざん・じゅうらくじ) 阿弥陀如来
風が強くなり、ろうそくがつかない。
もたもたしているうちに、丸山タクシーのおばちゃんたちに抜かされた。
まぁ競争しているわけではないのだが・・・・(笑)
どうしても同じペースになる。
八番 普明山 熊谷寺 (ふみょうざん・くまだにじ) 千手観音菩薩
テープで御詠歌?が流れていて驚く。駐車代300円也。はじめて。
これもお布施なので、文句はいわない。
長い階段があるが、まだ足取りは軽い。一日目やもんね。
多宝塔が美しい。
九番 正覚山 法輪寺 (しょうかくざん・ほうりんじ) 涅槃釈迦如来
鐘の響きが美しい。
バナナの花があった。さすが南国。
納経所とトイレがきれい。こじんまりと美しいお寺だ。
門前のうどんやさんで、釜揚げうどんをいただく。
草もちを買ったら、鳴門金時のやきいもをくださった。
「南無大師遍照金剛」
十番 得度山 切幡寺 (とくどざん・きりはたじ) 千手観音菩薩
ものすごく細い路地を入り、山道を登っていく。
犬がたくさん飼われている。鐘の音は、山の中のほうが美しく響くことがわかった。
ようやく読経にも慣れてきたとおもう。
十一番 金剛山 藤井寺 (こんごうざん・ふじいでら) 薬師如来
かなり鄙びた感があり、その分お寺らしいといえなくもない。
本堂天井の龍の絵は、一見の価値あり。ぼくの中では、これまでの一番だ。
日が傾き、山際は薄暗くなっている。弁天さんにも参った。
鐘はつけない。鐘楼門に「斉藤ひとりさん」の千社札をみつけたが、果たして本物か?
藤の季節はきれいだろうな。
十二番 摩盧山 焼山寺 (まろざん・しょうさんじ) 虚空蔵菩薩
不安になるくらいに山道をひた走る。それでもつかない。日はさらに傾く。
薄暗くなり、午後4時半くらいにようやく駐車場にたどり着く。
そのあと参道を歩いていくのだが、大杉に囲まれ暗い。
鐘をつかせてもらい、本堂と大師堂を参拝すると、5時目前。納経に間にあった。
帰りは、もう灯篭に火が燈っていた。
1月9日朝、8時半から「四国遍路」の第一歩を踏み出すために、一番札所「霊山寺」へ。
予習もそこそこに現地までやってきたので、緊張しているのは当然といえば当然だ。
この一番札所で、お遍路に最低限必要なものをそろえる。
ぼくらの場合は、「納経帖」「納札」「ろうそく」「お線香」「ちゃっかマン」「地図」。
それらを入れておく「同行二人」とかかれた白い鞄。数珠は持参。
袈裟や金剛杖、菅笠は、今回「あるき遍路」ではないので、そろえなかった。
だれもなにも強制しない。自分の好きなように参ればいい。
最低限のお参りの仕方は、その一番札所の売店で教えてくれる。
とはいえ、そのときにくれる「四国遍路」という冊子は、そのときに読んだほうがいい。
ぼくらは、最後まで間違った線香のあげ方をしていたのだが、ちゃんとそこに書いてあった(笑)
とにかく準備万端とはいえないけど、はじめることになった。
一番 竺和山 霊山寺 (じくわざん・りょうぜんじ) 釈迦如来
色っぽい「遍路人形」がお出迎え。さすが一番、にぎわっている。
緊張感が高まっていて、意外と覚えていることがすくない。
「般若心経」をとなえる声も、大きくは出来ない。
「納経帖」には、すでに「御朱印」が記されている。
二番 日照山 極楽寺 (にっしょうざん・ごくらくじ) 阿弥陀如来
一番から5分ほど。境内にお大師さんお手植えといわれる「大杉」がある。
なぜかここから、人が少なくなった。静かな境内は心地よい。
三番 亀光山 金泉寺 (きこうざん・こんせんじ) 釈迦如来
細い路地を入っていくのに驚くが、この後は、もっとすごいところがいっぱい。
鐘をついて、本堂と大師堂を参って、車に乗ろうとして「納経所」へ行くのを忘れたことに気づいた。
まだ慣れていないからなぁ(笑)
一番から、同じおばちゃん4人組の「タクシー遍路」と道をともにしている。
読経のさい、のみこまれそう(笑)
四番 黒厳山 大日寺 (こくがんざん・だいにちじ) 大日如来
一休さんの安国寺に似ている。
怯えた野良犬に餌をやってみる。だれかにいじめられたのか、恐がっていたが食べた。
少し嬉しそうだったが、しっぽはふらない。
五番 無尽山 地蔵寺 (むじんざん・じぞうじ) 延命地蔵菩薩
鐘をつかせてもらう。大きなイチョウの木が境内にある。根っこの模様を一枚パチリ。
そういえば、「三番」の写真を撮り忘れた。もうもどれない(笑)
六番 温泉山 安楽寺 (おんせんざん・あんらくじ) 薬師如来
唐風の大門がある。仁王堂が分離していて面白い造りだ。
トイレの構造が、「卍」にしてある?のかな。
お寺の横の売店で、アイスクリームを。寒い。
七番 光明山 十楽寺 (こうみょうざん・じゅうらくじ) 阿弥陀如来
風が強くなり、ろうそくがつかない。
もたもたしているうちに、丸山タクシーのおばちゃんたちに抜かされた。
まぁ競争しているわけではないのだが・・・・(笑)
どうしても同じペースになる。
八番 普明山 熊谷寺 (ふみょうざん・くまだにじ) 千手観音菩薩
テープで御詠歌?が流れていて驚く。駐車代300円也。はじめて。
これもお布施なので、文句はいわない。
長い階段があるが、まだ足取りは軽い。一日目やもんね。
多宝塔が美しい。
九番 正覚山 法輪寺 (しょうかくざん・ほうりんじ) 涅槃釈迦如来
鐘の響きが美しい。
バナナの花があった。さすが南国。
納経所とトイレがきれい。こじんまりと美しいお寺だ。
門前のうどんやさんで、釜揚げうどんをいただく。
草もちを買ったら、鳴門金時のやきいもをくださった。
「南無大師遍照金剛」
十番 得度山 切幡寺 (とくどざん・きりはたじ) 千手観音菩薩
ものすごく細い路地を入り、山道を登っていく。
犬がたくさん飼われている。鐘の音は、山の中のほうが美しく響くことがわかった。
ようやく読経にも慣れてきたとおもう。
十一番 金剛山 藤井寺 (こんごうざん・ふじいでら) 薬師如来
かなり鄙びた感があり、その分お寺らしいといえなくもない。
本堂天井の龍の絵は、一見の価値あり。ぼくの中では、これまでの一番だ。
日が傾き、山際は薄暗くなっている。弁天さんにも参った。
鐘はつけない。鐘楼門に「斉藤ひとりさん」の千社札をみつけたが、果たして本物か?
藤の季節はきれいだろうな。
十二番 摩盧山 焼山寺 (まろざん・しょうさんじ) 虚空蔵菩薩
不安になるくらいに山道をひた走る。それでもつかない。日はさらに傾く。
薄暗くなり、午後4時半くらいにようやく駐車場にたどり着く。
そのあと参道を歩いていくのだが、大杉に囲まれ暗い。
鐘をつかせてもらい、本堂と大師堂を参拝すると、5時目前。納経に間にあった。
帰りは、もう灯篭に火が燈っていた。
by bochibochi35
| 2009-01-15 12:36
| お大師さんとへんろ道