カテゴリ:白銀の銀河鉄道 |
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風を待っています。いつか吹く風を。それは明日かもしれないし、来世かもしれません。そう、なるようになりますよね。「古本喫茶&写真ギャラリー&旅人宿」できるかな?by のん
by bochibochi35 最新のコメント
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2006年 05月 25日
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2006年 04月 22日
![]() 2006年4月20日。 北海道ちほく高原鉄道「ふるさと銀河線」の最終列車の映像が流れた。 見るとはなしに、テレビを見ていた。見覚えのある車体は、そのときと同じ装い。 ハデに飾られることがなかっただけ良かったと思う。目頭が熱くなった。 旅を愛するものにとって、「鉄道」が消えてゆくことほど哀しい出来事はない。 沿線の人々のつらさは、旅人にはわからないのだけれど、一度でもその線路を走ったものしかわからない「想い」がある。 「旅人の記憶」は、線路でつながっているといってもいい。どこまでも。 「旅」とは、ぼくにとって「人生」なのだ。線路は血管のようなものでもある。 もちろん、「道」も「航路」も「空路」も・・・・。 錆びついた「鉄路」もまた、大切な記憶。 「銀塩」で描かれた記憶もまた・・・・・。 「鉄路」が消えても、「想い」は残る。 それぞれの「記憶」のなかに。 そう、永遠に銀河鉄道は、記憶の中を走りつづけてゆく。 ありがとう。「銀河線」
2006年 02月 27日
旅には、かならず終わりがくる。
帰るところがあるから、旅が楽しいのだろうか? それとも、終わりのない旅は、もっと楽しいのだろうか? 最後の夜、「夢舎」のKさんと話していて、ぼんやり思った。 「古本喫茶」と「旅の宿」をしたいという話をしてみた。 ぼく自身、「本」「活字」「紙」にはなぜか「縁」を感じている。 だからというわけではないのだが、「本」をあきなう店を持ちたい。 「旅の宿」が一緒にできたら、なんて素晴らしいことだろうと思う。 そんな話をしていると、Kさんが帰りに「置戸の図書館」に寄ってみたらと勧めてくださった。 聞くところによると、田舎の街には不思議なくらい「いい図書館」とのこと。 話だけではわからないし、明日は時間が充分にある。 半信半疑ではあったのだけど、ちょっと覗いてみることにする。 銀河線では、小利別の隣の駅。 早朝は晴れていたが、また粉雪が舞いだした。 図書館は、静かだった。開いたばかりで、ぼくひとり。 暖炉には、もう火が灯っている。 入り口に近いところから順番に本を眺めてゆく。 子供の本や、絵本もたくさん揃えてあり、昔読んだ懐かしい絵本に出会った。 その場にさり気なく置かれた椅子に腰掛け、しばし昔に戻る。 その図書館は、いろいろなことに気をつかってあって、 「使う人が使い易く」。あたりまえのことが、ものすごく新鮮だった。 机と椅子の大きさや、置く場所、棚の大きさや本のならべ方。 気を使わないとできないことが、「あたりまえ」にされている素晴らしさ。 なんと表現したらいいんだろう? 図書館の本を見ながら、こんなに「わくわく」したのは初めて。 暖炉を半円に取り巻いておいてある椅子の後ろには、 珈琲やお茶が用意してある。 思わず、長居をしてしまい、一本列車を遅らせそうになった。 旅の終わりに、こんな素敵な空間に出会えて、本当によかった。 Kさんに感謝。 (ここで見つけた「素敵な本」を後日古本市で見つけて、またウキウキ) ***************************************** 北見の街も、ぶらついてみた。 ラーメンを平らげ暖まったら、もうすぐ北海道ともお別れ。 昼過ぎのリムジンバスの中で、ぐっすりと眠ってしまい、目覚めれば女満別空港。 それから3時間後には、もう大阪の街に降りている。 飛行機の旅は、余韻を空に残したまま、終わりとなった。 (おわり)
2006年 02月 24日
木のぬくもりに包まれた部屋で心地よく目がさめる。
2泊目、もう普通の人の体に戻っている。 ひとは、夜眠り、明るくなったら起きるのが自然なんだ! アイルランドからやってきたオーブンで焼かれた「パンプキンパン」。 「ミルクと珈琲」で、からだは目覚める。 「今日も頑張るぞ~!」って、列車に乗るだけなんだが・・・・。 朝日は、ゆっくり登っている。昨夜降った新しい雪が、輝くあさ。 文句なく、美しい。そして空気も。大きく深呼吸。バックパックもこころなしか軽い。 さあ出発だ。 「中富良野駅」へのみちを素手にカメラで「パチリパチリ」。 駅前の街並みと、少しふりだした「粉雪」。 石造りの農業倉庫と雪のつもった屋根。 待合室のストーブと人々。色あせたポスター。 あたりまえのようにある風景にカメラを向ける。 それが、ぼくの旅だ。 ぼくが今日、この地を歩いた「あかし」。 ほどなく遠くから踏み切りの音。「列車」が静かに駅へ滑り込んでくる。 「帯広ゆき」の列車には、お年寄りと学生さんと旅人。 ********************************************** 富良野では、20分ほどの停車。お客さんは、旅人を除いては入れ替わる。 温かい飲み物を仕入れ、ホームの喧騒を写真に切り取っていく。 「時間と空間と人と空気」。においだけは、写真に写らない。 ディーゼルの香ばしいにおい。エンジンの音が静かなホームに響く。 この時間が、ぼくは大好きだ。 「汽笛一声」高鳴るエンジンをひびかせながら、列車は富良野を離れた。 「新得」、鉄道員(ぽっぽや)の「幾寅」をへて、帯広までは、ほとんどが荒野。 山と木々と川と・・・・動物の足跡。 廃屋と小屋、すべてが自然に溶け込みそう。 大きな自然の中で、暮らす人々は、それでも逞しく生きている。 ********************************************** 帯広の街は、都会になっていた。ビルも建て替り、昔の面影を探すのに苦労した。 たった一つ、記憶と一致したもの。それは、「春陽堂書店」という古本屋。 少し時間もあったので、ゆっくり端から眺める。背表紙に一冊ずつ目を通す。 古いインクのにおいは、なぜか気持ちが安らぐ。 残念ながら、旅の途中。 簡単に本を買うわけにはいかず、涙をのんであきらめる。 リフレッシュのあとに、六花亭本店、郵便局、「ぱんちょう」(豚丼のお店)。 午後の列車は、北見ゆき「銀河」。銀河線直通。 また友のいる陸別へ舞い戻る。 学生さん、旅人、よくわからない?人たちを乗せて、銀河線を一走り。 ************************************************ 夕暮れまで、駅前にある「石造り倉庫」の喫茶店で、珈琲を。 友を待つ時間、また葉書を綴る。 日が暮れた駅にたたずみ、夜の街と「汽車」をカメラに収め、 まだ来ぬ友人を待つ数時間。 夕暮れから降りだした雪は、まだやまない。 ************************************************ 「陸別天文台」は、ぼくたちだけだった。 降りしきる雪に、望遠鏡を開くことができず、満天の星空をひとりじめできなかった。 それでも、雪の中にぼんやりと浮かぶ美しい「お月様」を見せてもらい満足。 陸別の街「地上の星」も、望遠鏡で覗かせてもらった。 次に来るときの楽しみに、おいておこう「満天の星空」。 いつかかならず「オーロラ」に出会いたい。 夜もふけて、また「夢舎」に転がり込む。 最後の夜は、またしても「ひとり」。 それでも宿主さんが、話し相手となってくれて、夜中まで楽しい話をさせていただいた。
2006年 02月 22日
白銀の世界に溶け込むように汽車は進む。
葉をなくした木々は、寒さの中、裸で力強く立っている。 車窓を流れる景色を見ながら、ぼんやりと考えごとをしている。 ************************************ あさ、小利別の駅に散歩に出かけた。 日の出直後、温度計は氷点下25.3度。 長い影が美しい。ゆっくりと縮んでいく。雪も色を変えながら・・・。 モノクロのフィルムにその色は表れてくれるだろうか? 暖かい朝食をいただくとすぐ出発だ。9時前の列車を逃すと、昼までこない。 朝の輝きの中、一両の列車が滑り込んできた。音が雪に吸い込まれて、静か。 列車の中は、意外と混んでいる。といってもボックス席が埋まるくらい。 ぼくは、最後部の長いすに腰をかける。前には、編物の女性。 ぼくにしては珍しく声をかけて、一枚撮らせてもらった。 雪の季節は、隣町の職場へ列車で通うとのこと。 「ライカですよね?私も時々写真とるんです。」 長い長い一駅の間、楽しくお話させてもらった。 帯広から陸別へ嫁いでこられたのだという。 ************************************** 北見で、ホタテ弁当を調達。食いっぱぐれのないように、早めの昼食。 特急「オホーツク」は、旭川へむかって走る。 通路をはさんで隣には、親戚のお葬式を終えた「おばあさん」と「おばさん」。 聞くとはなしに聞いていると、故人の思い出話などなど。 北海道へ立つ前に、見送ってきた「祖母」のことを思い出しながらきくお話は、胸にくる。 旭川では、次の列車まで散歩をすることに。なにも目的はないが、古本屋か喫茶店でも。 ぶらぶら歩くけど、駅から歩けるところには、カメラを向けるものはなかった。 何年か前にきた時よりかは、景気が良くなっているように感じるのは気のせいか? まちは明るさを取り戻していて、道ゆく女性もファッショナブルになっているように思う。 ビルの谷間にちょっと昔風の素敵な喫茶店をみつけた。 「ちろる」というこの喫茶店、マッチが素敵だ。「Since 1939」とある。 東京オリンピックのときじゃないかな? ちがう!それは昭和39年? ということは、戦中から営業しているってことか?! 次の列車まで時間もあるので、ここで「絵葉書」をかくことに。 年賀状をかけなかったひとへ。誕生日カードをくれた人へ。 こんな穏やかで、ゆったりとした時間が旅先で持てるのはひさしぶりだ。 おいしい珈琲と苦手な紫煙。木の床の響く音。やわらかい木漏れ日。 ********************************************* 帯広ゆきの「富良野線」。何度か乗ったが冬は初めて。 白いしろいどこまでも白い「丘」のあいまを、 のんびりと駆けてゆく列車に揺られてうつらうつら 「中富良野」で降りて、今夜の宿「ふらのユースホステル」に。 お客さんは、ぼく一人。あすは、イタリア人女性と韓国人女性だそう。 「残念だったね」とオーナー。 ゆっくり旅と北海道のお話をきかせていただいた。 やっぱり、「旅の宿」がしたいな。 そうおもいながら、夜は更けていった。 夜の明かりに、雪がちらちらと舞い始めていた。
2006年 02月 16日
北見から、真っ暗になった高原を銀河鉄道は走る。
たった一両の列車には、学生さんとお年より。生活の足だ。 いまは、その中に「お鉄」が数名含まれている。ぼくもやけど・・・・。 小さな街を結んで、こじんまりとした列車が雪の中を進む。 途中、「置戸駅」でぼく以外のすべてのお客さんが降りてしまった。 そこから先は、この列車が最終列車。まだ午後6時過ぎなのに・・・。 深くて暗い森の中を、右へ左へ巻きながら、列車は峠を登っていく。 白い世界の中に、黒い森。動物の足跡。人工物はほとんど見えない。 小利別までの一駅で、540円も運賃が跳ね上がった!! 運転手さんを撮らせてもらって、「頑張ってください」とひとこと。 もうすぐ、列車を降りなければならないだろうから・・・。 「小利別」。とんがり屋根の駅舎が目印。 駅前の温度計は「氷点下16.3度」をさしている。 あわてて毛糸の帽子と手袋を。 駅前は限りなく静かだ。ちいさな街並みのほとんどが「廃屋」。さびしい。 鼻で息をして驚いた。鼻息が凍る。 「ぱきぱき」と音を立てているような感じ。不思議な感覚。 ぼんやりと灯る「街灯」にカメラを向けながら、ちょっと歩いたところにある「宿」へ。 何年か前の夏にここを訪れている。校舎の宿「夢舎(ゆめや)」。 廃校になった「小利別小学校」を「宿」として使っている。 この極寒のなか、なんと「猫くん」がご挨拶をしてくれた。 恰幅のいい御仁だ。 鹿のお肉の夕食。前日に獲れたらしい。 どうりで臭くないはずだ。羊肉なら強く臭う。 おなかが一杯になったら、ようやく体があったまった。 陸別に住む懐かしい友人は、仕事を終えて駆けつけてくれた。 薪ストーブを囲んでの「小さな団欒」は、旅いちばんのお楽しみ。 もう一人の旅人と、宿屋のご夫妻もごいっしょに。 「ふるさと銀河線」と「ほんとうの銀河」のお話。 陸別は天文観測でも有名だ。オーロラの見える街なのだそう。 今日は天文台はお休みなので「あさってもう一度おいで」だって。来るしかないか(笑) 友人のお見送りに、外に出たら、さらに冷え込んでいた。 満天の星空は、月の光が強すぎて、輝きは少なく見えた。 それでも、街灯に照らされる凍った空気に「ダイヤモンドダスト」が輝く。 初めて見る「不思議な輝き」は、静けさの中にいつまでもきらめいていた。 やっぱり、きてよかった。 この機会をくれた友人に「ありがとう」。 愛媛ナンバーの友人の車は、ゆっくりと白い世界に吸い込まれていった。
2006年 02月 15日
その飛行機は、オフシーズンにも関わらず満席。
どうやら、格安ツアーかなにかの団体さんらしい。 飛行機乗客の平均年齢65歳といったところか。 関西人のおっちゃん、おばちゃんの団体が、どれだけの威力を発するかは・・・・。 よう、飛行機落ちんかったもんやと思う。数珠とお守りのおかげか? その団体さんは、女満別の空港のロビーから、旗を持ったお姉さんに導かれ、数台のバスへと吸い込まれていった。残った個人客は、数人。自動車の迎えを待っている地元の人かな? さぁ、ぼくの旅の始まりだ。まずは、足跡をつけておかねばならぬ。 観光案内所のお姉さんに尋ねる。 「西女満別の駅への行き方、教えてもらえますか?」 「歩いていくんですか?1.7kmありますけど・・・。列車は大丈夫ですか?」 「16:51の列車です。余裕あると思うんですが・・・。いけます?」 「大丈夫だと思います。」 というわけで、例の秘境駅「西女満別駅」へ歩くことにする。 少し日が傾きかけている。お姉さんにひとことかけておいたので、歩いていく旅人がいた証拠は、残してある。遭難したら、なんとかなる(笑) ゆっくり歩いても20分。一時間あまりあとの列車には乗り遅れないはず。 しびれるような寒さの中、素手を出して、カメラを握る。 重いバックパックを揺らしながら、ゆっくりゆっくり歩いてゆく。 なんども何度も、立ち止まり、自分の影と雪の陰影をフィルムに焼き付けて行く。 道ゆく車は、不思議そうな視線を投げかけて、粉雪を煙のように巻き上げながら去ってゆく。 傾く夕陽が影をつくり、やわらかい陽射しは、さびしい陽射しに変わってゆく。 40分ほど、ゆっくり歩いただろうか。言われたとおり道を進めると、線路を渡る橋につく。 雪の中の二筋のレールは、ぼくの旅が始まることを告げてくれた。こっちへおいでと・・・。 誰もいないプラットホーム。なぜかきれいに雪はかいてある。 単線の2本のレールと一本のホーム。小さな待合室。 あっというまに「一本のフィルム」が終わった。 滑り込んできた列車に乗ったのは、ぼくだけ。 小さな駅を、「ひとりじめ」。さみしくも贅沢な旅が始まる。 いつもの高揚感が小さく湧き上がってきた。 走り出すとすぐに、日は沈み、闇の中に列車の光を映す雪景色をぼんやり見つめた。
2006年 02月 10日
昨夜帰宅いたしました。
留守の間にご訪問いただいたみなさん、申し訳ありませんでした。 出発の前日に、祖母の「おわかれ」をしていました。 宿を決めたのも、旅立ち前日の夜。荷造りは当日に一時間あまりで(笑)。 あわただしくバックパックにつめこんで、「機上のひと」になりました。 離陸の時は、いまだ緊張します。なぜか「関西・女満別」線は満席でした。 2時間あまりで、北海道・女満別へ。汽車旅とは違い、あっという間。白銀の世界へ。 今回の旅は、自分への誕生日プレゼント。「銀河鉄道の旅」。 この春、廃止になってしまう「北海道ちほく高原鉄道・ふるさと銀河線」に乗ること。 陸別に住む友人に会うこと。 この2つが、目的でした。 旅の話は、「ぼちぼち」と書いていこうと思います。 とりあえず、帰宅の報告まで。 < 前のページ次のページ >
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