2006年 10月 11日
「安曇野絵本館」 (10月11日) |
最後の日、あとはゆっくり家路につくだけ。
日が暮れるまでに、大阪の実家へ母と伯母を送りとどければいい。
朝にも、ゆっくり温泉につかる。
4泊5日の間、毎日3度温泉に入っていたけれど、つかれた(笑)。湯治っていったい・・・。
それは、まぁ、ええやんか。気持ちのリフレッシュは、完璧。
せっかく信州まで来たし、安曇野を通るから、どこかひとつ美術館でも見ていこうということに。
そこで、前夜から悩みぬいて選んだのが、「安曇野絵本館」。
どうやら、ぼくの誕生祝に、この伯母さんは絵本をくれたらしい。
そんな、母の一言が、決め手になった。
いまでも、ひとの誕生祝には絵本を贈ると、伯母さんも話していた。
*******************************************
案内には、ありがたいことに9:30開館とある。
「安曇野絵本館」は、ぼくたちが持っていた略図では、たどり着くことができず、
近くの喫茶店で、場所を尋ねた。
「絵本館」は、ひっそりと森の中に佇んでいた。
「あいてんねやろか?」
ぼんやり明かりがついている。
重いドアをゆっくりとひらくと、薄暗い館内にはのひんやりとした空気が流れている。
展示は、今日から「ユリア・ヴォリ絵本原画展」。
ぼくは知らない作家だったけど、みているとすぐにその「ぶた」の世界に惹き込まれて行く。
ヘルシンキ生まれのユリアさん。原画はすべてフィンランド語。
簡単な訳はついているが、原画だけを見ていてもなんとなく笑えてくる。
その原画の、やわらかく、やさしく、美しく、楽しげなこと・・・・!!!
実際の日本語訳の絵本も置いてあったが、それは「絵本」。
ギャラリーの絵は、絵本だけれど、「絵画」だ。
筆の運び。やさしい人柄が、絵に惜しみなく注がれている。
旅の最後に、思わぬ幸運に出会えたような気持ちになった。
あとは、軽やかに高速道路を家路へ。
(完)
日が暮れるまでに、大阪の実家へ母と伯母を送りとどければいい。
朝にも、ゆっくり温泉につかる。
4泊5日の間、毎日3度温泉に入っていたけれど、つかれた(笑)。湯治っていったい・・・。
それは、まぁ、ええやんか。気持ちのリフレッシュは、完璧。
せっかく信州まで来たし、安曇野を通るから、どこかひとつ美術館でも見ていこうということに。
そこで、前夜から悩みぬいて選んだのが、「安曇野絵本館」。
どうやら、ぼくの誕生祝に、この伯母さんは絵本をくれたらしい。
そんな、母の一言が、決め手になった。
いまでも、ひとの誕生祝には絵本を贈ると、伯母さんも話していた。
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案内には、ありがたいことに9:30開館とある。
「安曇野絵本館」は、ぼくたちが持っていた略図では、たどり着くことができず、
近くの喫茶店で、場所を尋ねた。
「絵本館」は、ひっそりと森の中に佇んでいた。
「あいてんねやろか?」
ぼんやり明かりがついている。
重いドアをゆっくりとひらくと、薄暗い館内にはのひんやりとした空気が流れている。
展示は、今日から「ユリア・ヴォリ絵本原画展」。
ぼくは知らない作家だったけど、みているとすぐにその「ぶた」の世界に惹き込まれて行く。
ヘルシンキ生まれのユリアさん。原画はすべてフィンランド語。
簡単な訳はついているが、原画だけを見ていてもなんとなく笑えてくる。
その原画の、やわらかく、やさしく、美しく、楽しげなこと・・・・!!!
実際の日本語訳の絵本も置いてあったが、それは「絵本」。
ギャラリーの絵は、絵本だけれど、「絵画」だ。
筆の運び。やさしい人柄が、絵に惜しみなく注がれている。
旅の最後に、思わぬ幸運に出会えたような気持ちになった。
あとは、軽やかに高速道路を家路へ。
(完)
by bochibochi35
| 2006-10-11 22:45
| 湯けむり信州の旅