2007年 02月 20日
ブランジェリー「コルマール」 |
「ブランジェリー」というのは、
フランス語で「パン屋」を意味するというのを聞いたことがあります。
それが本当なのかどうなのか、調べていないからわかりません。
「おいしいパン屋があること」。
それが、ぼくの中では「いい街」の基準になるというのは、大袈裟なことではないのです。
関西人は、パン食の比率が大きいらしいのですが、他のご家庭のことはよくわかりません。
それでも、たしかに関西のどの町も、パン屋はたくさんあります。
ただ、たくさんあるパン屋の中で、「おいしいパン屋」となると、比率はグンと下がります。
なにをもって「おいしい」とするかは、個人の味覚の違いがあって如何ともいえませんが、
パンが好きな人は、概ね意見が一致するような気がします。
近所にとてもおいしいパン屋がありました。値段は少々お高いのですが、味は納得です。
「コルマール」というそのパン屋の、最もおいしいパンが「コルマール」。
普通のフランスパンとは違い、ふっくらやわらかいのがお気に入りでした。
昨日、そのお店が店じまいをして、5月に隣町に新装オープンとのこと。残念です。
そのお店で、最後のお買い物をしてきました。
おいしい珈琲を淹れて、コルマールを頂きました。
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忘れられない思い出に、ベトナムの「フランスパン」があります。
一時期、フランスの植民地であった名残で、
ハノイの街にはいたるところにパン屋がありました。
体調を崩してバンコクから辿り着いたぼくは、このパンに救われました。
異国の気象と食べ物から、辛い思いをした旅でした。ただこのパンを除いては・・・。
ひとつ500ドン。(当時100ドンが、2円足らずだったと思います)
ちょうど両手にのるくらいの大きさです。
香ばしい焼きたてのパンは、なんともいえないご馳走でした。
さめても、やわらかく香ばしいまま。
もう一度、あのパンを食べてみたいものです。
いまでもハノイの街には、小さなパン屋さんがあるのでしょうか?
そんなこんなで、パンが好きなぼくが、神戸の街に住みたいと思うのは、
自然なことかもしれません。
ちょっとこじつけのような気がしますが・・・・(笑)
by bochibochi35
| 2007-02-20 08:39
| 暮らしの「ひみつ」